医療機能評価機構認定を受けた市立岸和田市民病院(コロナ患者対応病院)と弊社との共同研究で、ウイルスを99%不活化することを証明したアルミニウムガーゼを基に、特殊技術でフィルター化したのが「ノンクラスターファイバーフィルター」(以後:NCF)(※2)で、世界初のアルミニウムフィルターです。
実際のコロナウイルスで検査をした結果、アルミニウムガーゼが新型コロナウイルス(デルタ株、オミクロン株)を99%不活化する事を確認。(※1)
アルミニウムガーゼ通過後、ウイルスが不活化することで、ウイルスの拡散防止、クラスター防止の可能性が示唆された。
市立岸和田市民病院との共同研究「呼気中のウイルスを検出できるマスク」の臨床試験中では、研究素材としてフィルター(ガーゼ)を提供。市立岸和田市民病院 コロナ病棟にて、入院患者のご協力の元、約1年間に渡る共同研究を実施いたしました。
試験中、呼気にウイルスが存在することを確認。その後、 アルミニウムが新型コロナウイルスを不活化(※3)させることを確認。これを受けてアルミニウムフィルターの開発をおこないました。
アルミフィルター開発では、アルミ単一素材では効果が薄いため、複合的な素材の配合を繰り返し、特殊加工により完成したアルミフィルターが「ノンクラスターファーバー フィルター(以後 NCF)」です。この独自技術は、特許出願中です。
特願2021-177708(弊所No.PC1728JP02)
発明の名称:SARSコロナウイルス2の不活性化方法及びフィルター製品
弊社提供のアルミニウムガーゼ(注:4)を内蔵した試験用マスクを、コロナウイルスに感染された入院患者に装着してもらい、実際に生きた状態のウイルスで臨床試験を実施。新型コロナウイルス遺伝子検査をおこない、デルタ株、オミクロン株を判別。100例以上の検体数をPCR検査にて確認し、新型コロナウイルスが不活化することが立証されました。(詳細は下記実証に記載)
※ 一般的なウイルスを使った検査は、多くの場合、研究室内での疑似テストです。弊社NCFは、実際のコロナウイルスで試験いたしております
共同研究でコロナウイルスの不活化を実証したデータは、世界中のパンデミックの抑止の一助になると考え、医学系学術誌へ論文を提出いたしました。
論文内容は、スイスのMDPI社が監修する医学系感染症論文誌「Infectious Disease Reports」誌に原著論文として掲載されております。
※詳細記事「共同研究 について」
Aluminium Gauze Reduces SARS-CoV-2 Viral Load in Non-Woven Masks Worn by Patients with COVID-19
https://www.mdpi.com/2036-7449/14/2/30/htm
ウイルスは飛沫だけでなく、呼気(エアロゾル)にもウイルスの存在を確認。これにより、空気感染による感染拡大の可能性が示唆されました。共同研究ではそのエアロゾルを収集し、検査をいたしました。この検出方法は、特許出願中です。 「呼気凝縮液をサンプルとするウイルス検出方法」 特願2021-100228
この結果、感染者の飛沫だけでなく、呼気にもウイルスが存在することで、マスクから漏れ出す呼気にウイルスが存在する可能性も考えられます。
アルミフィルターに新型コロナウイルスが通過しても、ウイルスを検出できない。遺伝子レベルでも検出できない。(核酸増幅検査:PCR検査)
この結果により、アルミフィルターによって、ウイルスが不活化したものと考えられます。
VFE99%マスクは、約0.1μm~5.0μmのウイルスが含まれた粒子を99%ろ過すると定義されているが、今回の実験で、VFE99%不織布フィルターを通過するウイルスを確認しました。この結果により、ウイルスを99%ろ過するVFEフィルターであっても、ウイルスを除去できていないことが確認されました。
論文より引用:
we investigated whether breath condensates collected through a gauze and filter with 99% VFE contained SARS-CoV-2 RNA. Ours is the first study to detect SARS-CoV-2 RNA in expired breath filtered with a non-woven mask with 99% VFE. This raises the possibility of SARS-CoV-2 transmission, regardless of wearing a non-woven mask.
翻訳:99%VFEのガーゼとフィルターを通して収集された呼気凝縮液にSARS-CoV-2RNAが含まれているかどうかを調べました。我々の研究では、99%VFEの不織布マスクでろ過した呼気から、SARS-CoV-2 RNAを検出した初めての研究である。このことは、不織布マスクの着用にかかわらず、SARS-CoV-2が感染する可能性を示唆している。
マスクに装着したアルミニウムガーゼの、内側と外側、及びマスクから空気が漏れる箇所を測定。全ての箇所でウイルスの不活化を確認。この結果により、ガーゼを通過した呼気のウイルスは、不活化して放出され、フィルターを通過しない鼻横や頬から漏れだす呼気の場合も、マスク内でウイルスを不活化させ、その後に放出する可能性が考えられます。(※5)
これにより、感染者がNCFを装着した場合、フィルター通過でウイルスを不活化して呼気が放出。マスクから漏れだす呼気も、マスク内でウイルスを不活化後に放出。ウイルスを拡散させないことから、感染拡大の防止、クラスター防止が期待できます。(※6)
感染した患者が、このノンクラスターファイバーマスクを装着した結果、驚くべきことに、症状が軽くなったという報告を多数受けております。呼吸器内科の医師に確認したところ、“マスクとはビニール袋で呼吸をしているのと同じで、吐き出した呼気に含まれるウイルスを再び吸い込むようなもの。NCFで症状が軽くなるということは、十分考えられる。それは吐き出した呼気に含まれるウイルスを不活化させ、綺麗な空気を再び吸い込むことにより、症状が軽くなる可能性が考えられる”との回答を得ました。(※7)
しかしながら、現段階ではこの効果について医学的検証は出来ていないので、引き続き研究を進めていきます。
共同研究の試験方法は、リンク「<共同研究>呼気に含まれるウイルスの検出 - 市立岸和田市民病院」に記載
共同研究の試験結果は、リンク「<共同研究>アルミニウムによるコロナウイルスの不活化 - 市立岸和田市民病院」に記載
ウイルスの拡散、感染拡大を防ぐために、陽性感染者(無症状者を含む)にNCF搭載マスクを使用して頂く事でクラスター感染、家庭内・オフィス内感染を抑制し “ 今までに類のない、感染拡大抑制対策 ”を実現することが出来ます。また陰性者がNCFを着用した場合は、自身への感染リスクの大幅低減の可能性が示唆されます。
この取り組みは世界でも初めての取り組みであり、医学的・医科学的に立証された確かな臨床結果に基づいた抑制対策です。
当社NCFの安全試験データは、下記よりダウンロードできます
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*塚田次郎 医師 元 茨城県 県西総合病院 元 平井駅前クリニック院長 |
コロナウイルスは感染力がとても強く、社会活動を停止しなければ防げない程、爆発的な感染拡大となっています。ワクチン、治療薬、医療体制など、どれも十分とは言えない中で、どうやって個人で自分の身を守るかが重要だと考えます。 |
このノンクラスターファイバーフィルター(以後NCF)については、市民病院での共同研究で、確かな効果を証明した、現在唯一のフィルターであると考えられます。
一般的なマスクの形状と装着状況をみた場合、フィルター部を通過する空気よりも、鼻の横や頬側から漏れる空気の方が多いのが現状です。これではマスクの効果は半減以下となります。医療現場で使用されるN95などの密閉性の高いマスクなどは、周辺からの空気流入を完全に防ぐような仕様になっていますが、この場合は、酸素不足に陥りやすく継続使用時間が限られてくるため、お仕事などで、朝から夜まで付ける場合には不向きとなります。一般の方の通常生活において、感染予防の有効な方法が無いため、とりあえずマスクをしているといった現状です。
発表された論文では、一般的に販売されている抗ウイルスをうたったVFE99%マスクからウイルスの通過が確認されていますが、このNCF搭載のマスク(以後NCM)は、フィルターの繊維でウイルスの侵入を防ぐだけでなく、フィルターの内部と外部とも、ウイルスを死滅させていることが、PCR検査で判明しています。これはアルミフィルターに接触した際にウイルスが死滅、破壊された可能性が考えられます。これが市販されている抗ウイルスマスクとの大きな違いだと思います。
また陽性患者の自宅療養の際、ご家族への家族感染をどう防ぐかも問題になっていますが、このNCMはこの問題を解決する最も有効な方法だと考えられます。陽性患者自身がこのマスクを装着することで、フィルター及びマスク内でウイルスを死滅させたのちに呼気が外に放出され、またご家族の方も装着することで、ウイルスを吸い込むリスクが軽減すると考えられます。
コロナ陽性でも無症状者が約半数いるという報告もあり、自分が感染していることに気づかずに、他人に感染させていることもあります。こうしたことから私は、日々このNCMを正しく装着することが、個人で出来る最も有効な感染対策だと考え、みなさんに推薦しております。
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*川西歯科医院 院長 歯学博士 川西 英三 |
多くの方がコロナ禍で外出を自粛する中、当院へ来院される患者さんへの不安を、少しでも和らげることが出来ればと考え、このノンクラスターファイバーマスク(以後NCM)を導入いたしました。 |
一見、普通のマスクと同じにみえますが、市立岸和田市民病院で実際のコロナ患者様との共同研究で成果を出しているマスクだと伺いとても大きな安心感を得ることができました。日々様々な社会活動をされている患者さんが来院されておりますが、院内でクラスターを発生させてはいけないという気持ちと、自らが感染するのではという恐れ、感染予防対策は十分に対策をしているのですが、これで十分なのかという不安等の積み重ねが、無意識の内にストレスの一因になっているようです。
そんな時に、このNCMのお話をいただき、すぐに採用させていただきました。今までは共に働くスタッフも、患者さんと接する時に、頭の片隅にウイルスを恐れて接遇していたのかもしれませんが、このマスクを使いだしてからはそうした不安から解放され、患者さんに対応することが出来ております。このマスクを使ったらもう安心ということではなく、今後も継続して感染対策をおこなっていきますが、いつ収束するかわからないこの状況下なので、少しでも院内スタッフのストレスを緩和し安心して治療に専念できることは、患者さんへのホスピタリティー向上につながると期待しております。
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*社会福祉法人 大垣和敬会 理事長 淺野 多恵子 みそぎ保育園 わかたけ保育園 わかたけ小規模保育園 |
大垣市内でオミクロン株が大流行する中、感染対策として、このノンクラスターのマスクを購入いたしました。 園の職員だけでなく、保護者や小学校の先生にも配布いたしました。 |
他保育園ではクラスターが発生するなど、市内の多くの保育園が休園する中、現在も安心して保育を継続出来ております。保護者からも感謝のお言葉を多数いただいておりまして、家庭内感染の防止にもなる、とても頼もしいマスクです。
まだまだ続くコロナ禍ですが、職員も安心して保育に従事することができ、またお預かりしている園児への感染予防につながることは、大変助かっています。コロナ禍で大変不安な時期に、このようなノンクラスターマスクを作っていただけたことに感謝いたしております。
※注:1 共同研究では医師指導の元、正しい装着によるデータであり、一般的な使用の場合は、研究成果とは異なる可能性があります。
※注:2 名称「ノンクラスターファーバー」は、弊社が考える感染防止を期待する名称で、実際のクラスターを防止する効果ではありません。
※注:3 不活化とは、ウイルスの存在を確認できない事象のことで、ウイルスの死滅、破壊の可能性は考えられますが、現段階では断定できません。
※注:4 共同研究で提供したフィルターはアルミシートですが、ノンクラスターファイバーとは同一製品で、研究終了後にNCFと名称を設定。
※注:5 共同研究データを基に推定される効果であり、実際の効果を表すものではありません。
※注:6 感染(侵入及び放出)を完全に防ぐものではありません。
※注:7 この試験はおこなっていませんので、確実に効果が期待できるものではありません。また個人差があると考えられます。
※注:8 掲載した内容は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。